中望遠(特に85mm)は最高に楽しいレンズ!

※画像は公式ページから拝借
 
つい先日、SONYのEマウントで85mm F1.8のレンズが発売されました
 
僕はα7を持っていないので、今の自分にとってはあまり関係ないニュースです。ただ、もしも仮に僕がα7を持っていたとしたら、100%このレンズを買うと断言できます笑!「うひゃー待ってましたぁ!」という感じ。
 
デジカメWatchさんの記事と写真を見て良いなと思ったというのもありますが、一番の理由は、F値の低い中望遠(特に35mm換算で85mm)のレンズが恐ろしく好きだからです。
 
ということで本日は、中望遠レンズの魅力を語り尽くしたいと思います。新しく出たレンズのレビューではなく、中望遠レンズの魅力ですのであしからず。
 
ちなみに僕は、ちょっとした散歩などの場合はAI AF Nikkor 85mm f/1.8DというレンズをD600につけて、それ1本で撮影に望むことが多いです。本記事の写真も全てその組み合わせです。
 

1. 美しいボケ味

 
ここは最大の魅力ポイントです。中望遠レンズは本当に良くボケます。「とろけるようなボケ」という形容がカメラ界ではよくありますが、まさにそういった感じ。
 
近くのものはもちろん、被写体と距離があるような場合でもよーくボケてくれます。
 
中望遠レンズはよく「ポートレートレンズ」と言われます。ボケ味が綺麗で、主役を際立たせるというのは、ポートレートに向いてる一つの理由なんですね!
  

2. 凝縮効果

 
一般的に、レンズが望遠になればなるほど、画面が凝縮されます。近くにあるものと遠くにあるものが、ギュッと近づきます
 
中望遠レンズは日常使いも可能な焦点距離でありながら、目で見てるのとはちょっと違った、凝縮された世界を見せることができるんです。
 
上の写真は駅に向かう近所の道なんですが、いつも見る風景と中望遠で切り取ったときの風景はなんだか違って見えます。

3. ちょっとした違和感

 
ボケ味や凝縮効果なども相まって、普段見慣れた景色も、少し違ったように撮ることができます。「少し違うというのがポイントで、これが広角レンズだと、人の目とは全く違う見え方になるので、ダイナミックに変化します。
 
中望遠レンズの場合は、「ちょっとした違和感」なんです。見慣れた景色なんだけど何かいつもと違って見えるなーっていう感覚。味のある景色というんでしょうか。
 
この感覚が僕はとっても好きです。ちなみに、上の写真は石神井公園で何気なくシャッターを切ったんですが、ちょっと不思議な雰囲気の一枚になりました。
 

4. 自然な表情を引き出す距離感

 
中望遠レンズは、人間の目よりも少しズームになります。そのため、標準サイズのレンズで撮るのと同じ絵を撮ろうとすると、2歩くらい下がることになります。この距離感こそ、面白い写真を撮れる理由なんです。そしてポートレートに向いてる理由でもある。
 
人はカメラを向けられると警戒心が高まり、堅い表情になります。「俺はそんなことないよ」と胸を張っていう人もいるかもしれませんが、カメラの前で100%自然体でいるのはモデルさんでも難しいのです…
 
そして被写体とカメラマンの距離が近ければ近いほど、その警戒心は強くなります。
 
中望遠レンズは、その距離感によってプロのカメラマン、モデルさんじゃなくても、自然な表情を引き出すことが出来るのです!
 

5. いらないものが写らない

 
このブログでもよく書いているのですが、「写真は引き算」が基本です。今見ている光景の中で自分が何に対して心動かされ、何を残したいのか?それを自分に問いかけて突き詰めて、当てはまらないものを引き算していくのが良い写真を撮るコツです。
 
85mmないし中望遠の距離は、目に見える景色全てを写すことは出来ません。必ず取捨選択が必要になるんです。逆に言うと、自分が撮りたいと思うもの以外が写らないので、シンプルな絵を突き詰めることが出来るといえます!
 
写真を撮る時は、全体を写したいなーと思って物足りなく感じるんですが、後で写真を見返すと良く撮れたなと思う。そんな感じなんですよね、中望遠での撮影って笑
 
 
東京ドームシティで撮影した写真。やっぱり少し現実と違います。
 
いかがでしたでしょうか!?この記事を読んで「なんか中望遠のレンズが欲しくなってきたな」と思って頂けたらうれしいです笑
 
SONYのα7を使っている人が周りに多いので、Eマウントで手頃な値段の85mmレンズが出てきたことはうれしい限りです。オススメできるレンズが増えました笑
 
ぜひぜひ、一度撮ってみて、気に入ったら中望遠レンズを購入検討くださいませ!
 
 

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プロフィール

Kenta Nakazato
平日は写真関連の企業に勤め、週末は写真を撮ってます。
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