こんにちわ!週末フォトグラファーのナカザト(@LENS_BLOG_)です。以前はネット企業に勤めていたのですが、3ヶ月ほど前に転職して今は趣味が高じてカメラ関係の会社に勤めています。
傍目から見るとくたびれた32歳のおじさんですが、会社ではペーペーの新人。ちょっと忙しいながらも、毎日新しいことだらけで楽しんでます笑。
社内フォトコン
会社内で面白い取り組みがあります。社員のカメラスキル向上のため、毎月社内でフォトコンテストのようなものが開かれてるんです。テーマは「花火」とか「花」とか「ポートレート」みたいに毎月変わる。
毎月集まった作品の中から数点が選ばれて1ヶ月展示されます。さらに選ばれるとポイントが貯まるようで、たくさん貯まるとなにかもらえるそうな(この辺よく分かってないw)。写真好きの自分にとっては楽しい制度。
カメラの会社だけあってみんな真剣ですし、写真家の方が品評してくれるので緊張感があるんですよ。
8月のテーマ
8月のテーマはなんと鉄道・飛行機。なかなか専門性が高い内容。僕が普段全く撮らないテーマなので、聞いた瞬間「マジかよオワタ…」と思ってしまいました。
でもこういう風に、テーマが与えられるとどうやって撮ればいいか考えますし、鉄道写真ってそもそも…?みたいに勉強するのでスキル向上に繋がりますね。改めて、良い取り組みだなーと感心。
飛行機は一から学んで1ヶ月で良い写真撮るのはちょっと難しいので、一旦鉄道写真に絞ってみることにしました。
※江ノ島でフォトウォークする前に撮った江ノ電の写真。
鉄道写真とは?
鉄道写真というと、まず思い浮かぶのは先頭から後方車両までバッチリ入った、斜め前方から撮った写真。
でもそういう写真は撮影場所やレンズを工夫していたりするので、ズブの素人が撮っても微妙だろうなーと思い返します。
よくよく調べてみると一口に「鉄道写真」といっても色んな種類があり、風景やスナップといったジャンルもあることに気付きます。
たまにネットで話題になる青春18きっぷのポスターとか、とっても好き。こういう雰囲気のある写真を撮りたい。↓のポスターとかホントにもうめっちゃ好き。
※ネットで拾ったJR青春18きっぷのポスター
鉄道スナップを狙う
ではどんな写真を撮るか?あんまり遠くに撮りに行くこともできないから、首都圏で取れる範囲に限定されると考えると、なかなか意外と難しい…。
電車のことを知らない自分が悩んだ末にたどり着いたのは、ストーリーを想像されるような、街と一体化した電車のイメージでした。オールウェイズ三丁目の夕日みたいな雰囲気が頭に浮かんだのです。
そうと決まったらもう都内ではあの電車しかない!そうです、レトロでエモい電車の王道、都電荒川線です。路面電車と行き交う人がバッチリ入った、生活感溢れたエモい写真を撮りたいんやオレは!!スナップだったら慣れてるしね!
エモを求めて飛鳥山へGO
都電荒川線は何となくどこでも路面を走ってるイメージがありますが、実は大半の区間では普通の電車と同じように線路の上を走ってます。
その中にあって、飛鳥山から王子駅前までの数百メートルの間は普通の車と一緒に入る、しかも信号で止まる区間なのです!そこを狙う!
大塚駅から都電荒川線に揺られて約10分。飛鳥山駅の目の前。
まず試写したのが上の写真です。場所も決まったので、後は良い感じで人と電車が重なるのを待つだけ!
電車は信号で止まってるんですが、なんだか自転車が電車に突っ込んでくる決定的瞬間みたいな写真にw
人が行き交う後ろに電車が止まってる写真を撮りたいものの、この場所、人が通らなすぎる…ただ、電車は大体10分に一度以上通るので、チャンスは多いです。
ぬおぉぉ。なかなか良い!撮りたいイメージに近いものが撮れました。後ろ姿の方がどっちかというと良さげですね。
この日は実は、台風が来ていて大雨洪水警報が出ていました。大雨の中帰宅する人々みたいなテーマで撮ろうと思ってワクワクしていたのですが、現地に着いてみたらほぼ止んでいて雨を写せず残念…
よくよく見ると電車のデザインがレトロなのと普通のがありますね。レトロな方がやっぱり写真映えする。ここまで撮ってちょっと場所を変更。
うひゃーー!どうですかこのエモ味!電車のヘッドライトが路面の雨を反射してキラキラと光る美しさ!2018年の今、こういう写真が都内で撮れることに驚きです。
前の道路は車通りが激しいのでタイミングは結構難しいです。一回では決まらないので、気長に電車を待ちましょうw
自転車がちょうど良い感じで入った写真。この日撮った中で気に入ってる写真です。
ついでに流し撮りにも挑戦してみました笑。いやぁまた都電荒川線撮りにいきたいな。
神レンズ
今回は撮影で使ったのはニコンの誇る最強の神レンズ、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4 E ED。
このレンズはその場の空気感を丸ごと写して、何気ない日常を映画のような1枚にしてしまう魔法の力を持っているので、凄まじくオススメです。