楽しくてやみつき!Di700Aを使って手軽にオフカメラライティングに挑戦

こんにちは。写真を愛して止まない@LENS_BLOG_です。

ぼくはこの4年間、NikonのD600というフルサイズのカメラを使用してきまして、特に不満を感じるところはありませんでした。ところが最近、お仕事(副業)としてイベントごとで写真を撮るようになってからというもの、1台体制ではリスクが高すぎるためD4Sというカメラを買いました。そのことは以前の記事でも書きました。

D4Sは、3年前のカメラとはいえニコンの技術の結晶である最上位のフラッグシップ機。操作のしやすさ、手に持った時の堅牢感、シャッターフィーリングなどD600とは比べ物にならない完成度の高さです。写真を撮るのが本当に楽しくなる。さすがは1桁代といったところ。

ところが、D4SとD600で全く同じ環境で同じように撮影した場合、出てくる絵がメチャクチャ変わるかというと、そういう訳ではありません(超高感度での撮影以外)。もちろん非常に目の肥えたプロやマニアが見れば分かるのでしょうが、常人の目ではその違いは見分けられません。ましてはiPhoneなどで見てしまえば見分けることはほぼ不可能です。

このことは別にD4Sを買う前から分かっていたことですし、買ったことを後悔している訳でもなければD4Sをディスっている訳ではありません。何を言いたいかといいますと、写真の出来映えが劇的に変化するのはカメラの違いよりも、レンズや光によるところが大きいということです。今回の記事は、光を作る重要な要素であるストロボについて書きたいと思います。

ストロボの選び方

僕が持っているのはストロボメーカーNissinのDi700A。「なんだサードパーティーかよー」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはストロボはサードパーティー製を選ぶメリットが大きいと思ってます。

理由としては、ストロボは使い始めるとたくさん欲しくなるからです。一灯よりも二灯、二灯よりも三灯と買い足したくなっていきます。カメラ本体の場合は増やせばよいというものではないですが、ストロボの場合には増えれば増えるほど表現の幅が広がっていきます。ポートレートを撮り始めると間違いなくたくさん欲しくなるんです。これホント。

複数使う際には、同じメーカーの方が連携しやすいです。特に無線で複数台を発光させようとすると、うまく光らなくなったりすることが出てきます。機材トラブルが発生して「あれ?」「あれ?」とやっていると撮影のペースが乱れ、モデルさんも撮影している側もモチベーションが下がりますよね。そのため、出来る限り同じメーカーが望ましいと思います。

よっぽどお金に余裕があればよいですが、そうでなければ複数台購入することを想定して、コストが安いサードパーティーの方を選んだ方が無難かなというのが持論です。特に、nissinさんは老舗なのでオススメです。

Di700A+Air1

フォトグラファーのイルコさんの動画を見てストロボの使い方を学んで以来、僕はストロボをカメラから離して使うオフカメラライティングにハマっています。ストロボを無線発光させるためにはカメラにくっつけるラジオスレーブという発信器と、ストロボにくっつける受信機が必要です。nissinさんの最近の商品の場合はそもそもストロボに受信機が内蔵されています(nissin air system、通称NASという仕組)

僕が購入したDi700A+Air1は、発信器もセットになったタイプ。そのため何かを追加購入しなくてもそのままオフカメラでストロボを使うことが出来る優れものです。

■仕様
・ガイドナンバー:54
・照射角:24~200 mm
・重量:380g
・調光方式:E-TTLⅡ/E-TTL
・バッテリー:単三電池×4本
・値段:air1セットで3万程度(2017年11月現在)
※現在生産停止中

ストロボの光量をあらわすガイドナンバーは54。ちなみにnikonのストロボだと最も高級なSB500でもガイドナンバー34.5ですので十分な光量があるかと。

見た目はこんな感じです。ストロボはカメラにくっつけると赤い部分からAF補助光(暗いところでもフォーカスできるように光を出してくれる)も出るので結構便利。

スイッチをつけると背面が光ってモードを選択します。ちょっと写真が見づらいですが、Air1と連携させて無線で発光する場合には一番右のネットワークの部分を選択します。直感的で分かりやすいUI。

これが今回セットになっているAir1という無線の発信器です。NAS対応のストロボであれば付属品無しで発光できます。対応していないストロボの場合にもレシーバーを別途購入すれば発光させることが可能。

グループはA〜Cの3グループまで割当できます。自分は3つまでで困ったことはありません。

こんな感じでストロボの光量を変えることもできます。とっても便利。

ストロボを立たせるためのスタンドも一緒についてきます。別途買う必要がなくて良い。

足をつけるとこんな感じで、なんかディズニーにでてくるキャラクターみたいで愛くるしい。

せっかくなので家にあったトトロのぬいぐるみと対峙させてみました笑。

カメラから離す面白さ

ポートレートで使用したり、結婚式の二次会で使用しています。持ち歩きに便利なので、必ず持ち歩く相棒化してます。

カメラから離してストロボを使うことで、いろんな表現をすることが可能です。逆光を作ってみたり、走る方向から光を当ててみたり。僕もまだまだ勉強中で、試行錯誤している段階です。ただ光を上手く使うことが出来れば写真の幅が広がり、さらに写真が楽しくなっていくに違いありません。ワクワクします。(ちなみにストロボを離しての撮影は別の記事でも書きました。)

そういう意味で、手軽にオフカメラストロボを楽しめるDi700A+Air1はとってもオススメです!

シェアいただけたらうれしいです。

フォローいただけたら更にうれしいです。

プロフィール

Kenta Nakazato
平日は写真関連の企業に勤め、週末は写真を撮ってます。
詳細なプロフィールはこちら